【2026年版】福岡市の家賃相場は安い?東京23区・市内7区を宅建士が比較

福岡市と東京23区の家賃相場を比較する現役宅建士もっさん 福岡不動産|暮らし

こんにちは!福岡の不動産会社で実務に携わっている宅建士のもっさんです。

福岡市への移住や転勤を考えるとき、やっぱり気になるのが家賃ですよね。

「東京よりかなり安いって本当?」

「一人暮らしなら月いくら必要?」

「福岡市内では、どの区が安いの?」

このような疑問を持つ方は多いと思います。

結論からいうと、福岡市の家賃は東京23区より抑えやすいです。
まぁ当たり前ですよね(笑)
ただし、福岡市内ならどこでも安いわけではありません。

天神に近い中央区や博多駅周辺では家賃が上がっており、県外から来たお客様に「福岡も思ったより高いですね」と言われることが増えました。

福岡だから安いだろうと油断して探すと、少し驚くかもしれません(泣)

この記事では、公開されている家賃データと約7年間の不動産実務経験をもとに、次の内容を解説します。

  • 東京23区と福岡市の家賃差
  • 福岡市7区の一人暮らし向け相場
  • 家賃を抑えやすいエリア
  • 家賃以外に必要なお金
  • 宅建士として伝えたい物件選びの本音

結論|福岡市は東京23区より安いが家賃は上昇している

LIFULL HOME’Sが公表した2025年12月の平均掲載賃料を比較すると、次の結果になります。

物件タイプ東京23区福岡市1か月の差
シングル向き12万1,270円7万2,397円4万8,873円
ファミリー向き24万8,669円13万8,876円10万9,793円

※シングル向き:ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2K
※ファミリー向き:2DK・2LDK・3K・3DK・3LDK以上
※掲載されている募集賃料の平均です。実際の成約賃料とは異なる場合があります。

シングル向きでは年間約58万6,000円。ファミリー向きでは年間約131万8,000円の差です。

かなり大きな差ですよね!

ただし、福岡市の掲載賃料も上昇しています。同調査では2024年12月から2025年12月までの1年間で、シングル向きが23.1%、ファミリー向きが19.4%上昇しました。

福岡市は東京23区より安いものの「以前と変わらず安い街」とは言い切れなくなっています。

参考:LIFULL HOME’Sマーケットレポート2025年総括版

一人暮らしでは年間約59万円の差

シングル向けの平均掲載賃料は、東京23区が12万1,270円、福岡市が7万2,397円です。

差額は月4万8,873円。年間では約58万6,000円になります。

これだけ差があれば、引っ越し代や家具家電の購入費に回せます。毎月の貯金額にも大きな違いが出ますよね。

ただ、福岡市でも次の条件を重ねると家賃は上がります。

  • 天神や博多駅の徒歩圏内
  • 新築・築浅
  • 駅徒歩5分以内
  • オートロック
  • 宅配ボックス
  • 独立洗面台
  • インターネット無料

中央区や博多区の駅近物件では、1Kでも7万円から9万円程度になることがあります。

「福岡なら1Kが4万円くらいで見つかるだろう」と考えていると、希望条件との違いに困ってしまうかもしれません。

ファミリー世帯では年間約132万円の差

ファミリー向けの平均掲載賃料は、東京23区が24万8,669円、福岡市が13万8,876円です。

月の差額は10万9,793円。年間では約131万8,000円になります。

もちろん、面積や築年数、設備、駅までの距離が同じ物件を比較した数字ではありません。そのまま全世帯へ当てはまるわけではない点には注意してください。

それでも、年間100万円を超える住居費の差は大きいですよね!

福岡では車を所有する世帯も多いため、家賃だけでなく駐車場代や車の維持費まで含めて考えることが大切です。

福岡市7区の一人暮らし向け家賃相場

福岡市内でも区によって家賃は変わります。

LIFULL HOME’Sの家賃相場から、ワンルーム・1K・1DKの目安を比較しました。

家賃相場
中央区7.44万円
博多区7.43万円
早良区6.40万円
東区6.11万円
西区5.87万円
南区5.76万円
城南区5.73万円

※2026年7月27日確認
※駅徒歩10分以内の賃貸物件を基準に、LIFULL HOME’Sの過去データから算出された相場です。管理費や駐車場代などは含まれません。
※掲載情報は更新されるため、最新の相場はリンク先で確認してください。

参考:LIFULL HOME’S 福岡市の家賃相場

中央区と博多区は7万円台です。一方、城南区・南区・西区・東区は5万円台後半から6万円台前半が目安になります。

ただし、これは区全体の傾向です。

同じ早良区でも西新と野芥では条件が大きく違います。博多区でも博多駅周辺と雑餉隈周辺では家賃に差が出ます。

区だけで決めず、最寄り駅まで絞って比較してほしいです。

福岡市で家賃が高くなりやすいエリア

中央区

中央区には天神、大名、赤坂、薬院、平尾、大濠公園、六本松などの人気エリアがあります。

交通や買い物に便利ですが、駅近や築浅の物件は家賃が高くなりやすいです。

中央区に住むことを優先するなら、駅から少し離すか築年数の条件を緩める方法があります。

博多区

博多区も家賃が高くなりやすい地域です。

博多駅だけでなく、祇園、呉服町、中洲川端に近い場所も単身向け物件の需要があります。

ただし、博多区は広いです。竹下や南福岡、雑餉隈方面まで広げると、家賃を抑えられる物件も見つかります。

「博多区だから全部高い」と決めつける必要はないんだよね。

早良区

早良区は場所による差が大きいです。

西新、藤崎、百道浜周辺は人気があり、家賃も高くなりやすい傾向があります。

一方、野芥、賀茂、次郎丸方面まで広げると、家賃を抑えながら地下鉄七隈線を利用できます。

宅建士もっさんが考える家賃と便利さのバランスが良い街

単純な安さだけでなく、交通や買い物環境まで含めて考えると、次の街が候補になります。

エリア主な交通手段向いている人注意点
箱崎地下鉄箱崎線・JR天神・博多方面へ通勤する人利用駅によって生活動線が変わる
千早JR・西鉄博多方面への通勤を重視する人駅近の築浅は高くなりやすい
橋本地下鉄七隈線始発駅と買い物環境を重視する人駅から離れると車が便利
野芥地下鉄七隈線家賃を抑えて地下鉄を使いたい人駅までの距離を確認したい
今宿JR筑肥線自然と生活利便性を両立したい人天神・博多までの通勤時間に注意

これは公的なランキングではなく、もっさん個人の見解です。

家賃の安さだけなら、ほかにも候補はあります。ただ、安さだけを追うと交通費や車の維持費が増えることがあります。

福岡市の穴場駅を詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。

福岡市で住むならどこ?宅建士が選ぶ家賃の安い穴場駅10選

もっさんの本音|家賃の安さだけで選ぶと失敗しやすい

物件を探すとき、どうしても家賃の数字に目がいきますよね。

でも実際に必要なのは、家賃だけではありません。

例えば、家賃が月5,000円安くても車が必要になれば、次の費用が増えます。

  • 駐車場代
  • ガソリン代
  • 自動車保険
  • 車検代
  • 自動車税
  • メンテナンス費用

駅から遠ければ、バス代や駐輪場代が必要になる場合もあります。

反対に家賃が少し高くても、徒歩や地下鉄だけで生活できれば総支出を抑えられる可能性があります。

物件を比較するときは、次の合計額を確認してください。

家賃+管理費+駐車場代+交通費+インターネット代

もっさんとしては「家賃が一番安い街」より「生活全体にかかる費用と便利さのバランスが良い街」を選んでほしいと思うんだよね。

毎日片道30分余計にかかるなら、その時間も立派な負担です。数千円だけを見て本当に気に入った物件を逃すのも、少しもったいないと思います。

福岡市で一人暮らしをする場合の予算目安

一人暮らしの家賃は、希望条件によって変わります。

希望条件想定しておきたい家賃
家賃をできるだけ抑えたい5万円前後~6万円程度
駅近と利便性を重視したい6万円~8万円程度
築浅や設備を重視したい7万円~10万円程度
1LDKを希望したい7万円~10万円以上

これは福岡市全域を考えた大まかな目安です。実際の家賃は区、駅、築年数、面積によって変わります。

一人暮らしに向く街を比較したい方は、こちらの記事をご覧ください。

福岡市で一人暮らしするならどこ?宅建士おすすめの街5選

ファミリー向けは家賃以外の条件も大切

ファミリー向け物件では、間取りや家賃だけでなく次の項目も確認しましょう。

  • 駐車場を確保できるか
  • 通勤や送迎に無理がないか
  • 小学校や中学校までの距離
  • スーパーや病院の場所
  • 周辺道路の交通量
  • ハザードマップ
  • 退去時まで含めた契約条件

福岡市は同じ区内でも住環境が大きく変わります。

気になる物件が見つかったら、昼間だけでなく夕方や夜にも周辺を歩いてみてください。交通量や音、街灯の明るさなど、物件情報だけでは分からないことがあります。

家賃以外に必要な毎月の費用

物件情報に表示された家賃だけで決めると、契約後の支払いが予想より高くなることがあります。

項目一般的な目安
管理費・共益費月3,000円~1万円程度
駐車場代月5,000円~2万円以上
町費月数百円~1,000円程度
24時間サポート月額制または契約時の一括払い
インターネット代無料~月5,000円程度

費用は物件や契約内容によって異なります。

特に駐車場代は地域差が大きく、中央区や博多駅周辺では月2万円を超える場合もあります。

見積書を受け取ったら、毎月支払う合計額を確認してください。

契約時の初期費用にも注意

賃貸契約では、次の費用が必要になる場合があります。

  • 敷金
  • 礼金
  • 前家賃
  • 仲介手数料
  • 保証会社の初回保証料
  • 火災保険料
  • 鍵交換費用
  • 室内消毒費用
  • 24時間サポート
  • 引っ越し費用

物件によっては、初期費用が家賃の4~6か月分程度になることもあります。

家賃7万円なら、30万円から40万円程度になる可能性も考えておきたいです。

最近は敷金0円の物件も多いですが、その代わりに退去時の室内クリーニング費として、家賃1か月分程度を契約条件にする管理会社があります。

この費用自体を外すのは難しくても、契約時ではなく退去時払いにできるか相談できる場合はあります。

また、消毒施工、簡易消火器、24時間サポートなどは、必須の場合と任意の場合があります。

「この費用は契約上必須ですか?」

と確認してみてください。

何でも外せるわけではありませんが、分からない費用を確認するのは悪いことではないよ!

福岡への引っ越しに必要な総額は、次の記事で詳しく解説しています。

福岡の引越し費用はいくら?賃貸初期費用から家具家電まで解説

福岡市で家賃を抑える5つの方法

駅徒歩10分以内にこだわりすぎない

駅徒歩5分と15分では、家賃に差が出る場合があります。

毎日電車を使わない方なら、駅から少し離れた物件も候補に入れてみましょう。

ただし、実際に歩ける距離かは確認してください。地図上では近くても坂道や大きな道路があると、体感が変わります。

築年数だけで除外しない

築年数が経過していても、室内がきれいにリフォームされている物件があります。

まれに築古なのに、室内はフルリノベーションされたおしゃれな物件もあるんですよ!

耐震性や配管、共用部分の管理状態も確認しながら比較してください。

人気駅の隣駅まで広げる

人気駅から1~3駅離すと、家賃を抑えられる可能性があります。

福岡市は駅間が比較的短い路線もあります。通勤時間が数分しか変わらないなら、隣駅まで探したほうが選択肢は増えます。

繁忙期を避ける

1月から4月は、進学や就職、転勤による引っ越しが増えます。

物件数は増えますが、条件の良い部屋は退去前に申し込みが入ることもあります。

実務でも「内覧してから決めよう」と考えている間に、別の方から申し込みが入るケースを何度も見てきました。

時期を調整できるなら、もっさんは5月~7月、10月~1月の部屋探しもおすすめしています。

ただし、待てば必ず家賃が安くなるわけではありません。希望物件と費用のどちらを優先するか決めておきましょう。

希望条件を3つに絞る

「駅近・築浅・広い・安い・設備充実」をすべて満たす物件は、なかなかありません。

譲れない条件を3つ程度に絞ると探しやすくなります。

もっさんとしては、数千円だけを気にして本当に気に入った物件を逃すより、優先順位を決めて冷静に判断する方がおすすめです。

福岡市の家賃相場に関するよくある質問

福岡市で家賃が安い区はどこですか?

ワンルーム・1K・1DKの相場では、城南区、南区、西区、東区が中央区や博多区より抑えやすい傾向があります。

ただし、区全体ではなく利用する駅や駅までの距離で比較してください。

福岡市は車なしでも生活できますか?

地下鉄、JR、西鉄の駅に近ければ、車なしで生活できる場所は多いです。

駅から離れた地域では、車があったほうが便利な場合があります。家賃と駐車場代を合計して判断しましょう。

家賃は手取りの何割が目安ですか?

家賃と管理費を合わせ、手取り収入の3分の1以内がひとつの目安です。

ただし、車のローン、奨学金、教育費などがある場合は、25%程度まで抑えたほうが安心な場合もあります。

割合だけで決めず、毎月いくら残るのかを確認してください。

まとめ|福岡市は東京より安いが生活費全体で比較しよう

2025年12月の平均掲載賃料では、福岡市と東京23区に次の差がありました。

物件タイプ月の差額年間の差額
シングル向き4万8,873円約58万6,000円
ファミリー向き10万9,793円約131万8,000円

福岡市は東京23区より家賃を抑えやすい都市です。

ただし、市内でも中央区や博多区は高くなりやすく、駅、築年数、設備によって家賃は大きく変わります。

最後に、もっさんが伝えたいことはこちらです。

安い物件を探すのではなく、自分の生活に対して無理のない物件を探す。

家賃だけでなく、管理費、駐車場代、交通費、通勤時間まで比べてみてください。

福岡での新生活が「ここを選んで良かった!」と思えるものになれば、もっさんもうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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